「全然いいよ。忙しい中ありがとう。愛良も」
「私は最後まで見たかったんだけどなぁ」
「愛良、わがまま言わないの。愛良の体育祭はまたみんなで見に行くから」
3人の家族の会話を聞いているだけで幸せな気持ちになれる。
高校の体育祭は親が来る人は少ないけど、麻里子さんはどうしても来たかったんだと思う。
本当なら予定がリスケとなっただけでこれだけ作って、ここまで来ることは難しいんじゃないかな。
麻里子さんはフリーの弁護士で、忙しいときは日本中を飛び回っている時もあるくらいに忙しい人。
結構な有名人で引く手あまたな状況のため家でも家事をこなしながら仕事をしているスーパー人間。
そんな忙しい中なのに、毎日蒼空と愛良ちゃんのお弁当を作っていていつ寝ているんだろうと思うスケジュールをこなしている。
私だけじゃなくて蒼空も麻里子さんのスケジュールは不思議だと言っていた。



