「哀榎ちゃ~ん!!」
何だろう、この感じ....。
まるでさっきの光景が繰り返されているような、でも誰が私を呼んだか分かっている。
麻里子さんの時と同じように私の予想はきっと当たっている。
「久しぶり!哀榎ちゃん!」
座っていた私のところにギュッと抱き着いてきたかわいらしい女の子。
「久しぶり、愛良ちゃん。元気そうだね」
「元気だったよ!でも哀榎ちゃんに会えなくて寂しかった~」
「ふふ、ありがとう。なかなか会えなくてごめんね」
かわいらしい本音に思わず笑みが漏れる。
「まったく愛良も母さんと同じことしないでよ。哀榎ちゃんが苦しいでしょ」
蒼空はため息をついてるけど、私は嬉しいから全然問題ない。
「蒼空、大丈夫よ。私も久しぶりに愛良ちゃんに会えて嬉しいもの」
こんなに素直に人からの好意を感じられること、私にとってはとても嬉しいことだから。



