その女性は近くにやってくるとますますオーラがまぶしすぎて、自分が浄化されてしまうんじゃないかと思うくらい。
真っ白のシャツに真っ黒なマーメイドスカート、5㎝以上のピンヒールを履きこなしかごバッグを持ってモデルウォーキングさながらに歩いてくる。
この人が遠くから私の名前を呼んだ張本人。
パリでモデルをしていましたと言われても信じてしまうくらいのスタイルの良さで、注目を集めている美人さん。
「やっと会えたわ~。久しぶり、哀榎ちゃん」
ばっちり決まっていたサングラスを外すと、大きくてぱっちりした目があらわになる。
「お久しぶりです。麻里子さん」
「やだそんなかしこまらないでいいのよ。久しぶりに哀榎ちゃんに会えて、とっても嬉しいわ~」
そう言われるといきなり強い力でギュッと抱きしめられた。



