だけど、休んでいる暇なくアンカーの人から襷を回収する。
余韻に浸ることなく次の競技が始まるので、立ち止まっている暇はない。
次の準備をする人に迷惑をかけてしまうから。
回収した襷は準備テントの中のボックスにしまって、とりあえず準備係としての仕事は一旦終了。
これでしばらくは準備係の仕事はないからひとまず安心。
次にやらないといけないのは全員参加の競技の準備だから、ようやくクラステントに戻れそう。
そう思って準備テントから出ようとすると、走り終わって休んでいる蒼空の姿を発見。
その姿すら様になっているのだからうらやましい限り。
なんで日陰になっているテントの中じゃなく、外で休んでいるのかは不思議だけど。
「蒼空、お疲れ様。タオルいる?」
自分用に持ってきていたタオルを蒼空に差し出すと、素直に受けとってくれた。



