「頑張れー!!」
「行け~!!」
蒼空に襷が渡るとより一層クラステントからの歓声は大きくなる。
未だに4組の順位は3位のまま。
逆転できるかどうかは全てアンカーである蒼空にかかっている。
多少の差はあるけど、蒼空なら十分逆転できる可能性があるしできると信じている。
だってあの時蒼空が私の目をまっすぐ見て言ってくれたから。
“僕絶対1位になってゴールテープ切るから。必ず哀榎ちゃんのところ1番に行くからちゃんと待っててね”
蒼空は絶対に約束を破らない男だと私は知っている。
だから必ず逆転して1位になってゴールテープを切ると信じることができる。
どうか私に蒼空が1位になってゴールする瞬間を誰より近くで見届けさせてください。



