うれしい!

ルナが可愛いってほめてくれた!

「そう思って、これも用意しておきましたよ。変装のために」

麗於さんはカツラと大きなメガネを取り出す。

言われるがまま、それをつけると、

「うーん。絶妙に可愛くないな!」←将冴
「これなら直視できるわ」←篤史
「前髪で目を隠してますし」←麗於
「もっさいね」←颯太

なんかすごい言われようだよ!

鏡で確認すると、すごく暗くて、何とも言えない雰囲気の私がいた。

「これでまさかあなたが“美月琴葉”だとは誰も思わないでしょう」

麗於さんはにこにこと笑った。

「何て呼べばいい?」とルナ。

「美月から取って、月子(つきこ)さんはどうですか?」

「名前まで変えるの!?」

「もちろんです」

こうして、私はペコで働いている間は月子と言うメガネ女子になった。