視線はルナに注がれる。

「ではルナ、決断を」と麗於さん。

「つーか、さっきから司会顔してるけどよ」と篤史さん。

「麗於も副総長だろ? ルナの前に、テメェの意見を言えよ」

高圧的な篤史さんの言葉に、麗於さんは「ふっ」と笑う。

「私の意思は、いつでもAXISと共にあります。ですから私は、みなさんの総意に従うまでです」

麗於さんの言葉に、篤史さんは軽く舌打ちした。

「嘘つけよ。そう言って初代からAXISを影で操ってたのはテメェだろ」と、私の後ろにいた幹部が呟いた。

「じゃあ結局、ルナ次第ってところか」

将冴さんはルナを見る。

「ルナはどうしたいんだ? 琴葉を」