「めんどうになるね。今日のところは帰るよ」

蓮は小さく手をふる。

「君にも、10日だけ猶予をあげる。GLEAMもそれくらいなら大丈夫だろうからね。でも、それが過ぎれば容赦しない…」

蓮は騒ぎになる前にペコを出ていった。

たったの10日。それが過ぎれば、蓮は警察を連れて私を迎いにくるだろう。

例え蓮が来なくても、GLEAMが私を捕まえる。

なんとなく分かっていた。

みんなとの同居は、長くは続かないと。

すぐ近くに、終わりが迫っていると。