「いや、でもまさかね…」 夢の中の存在。自分とは住む世界の違う、暴走族の伝説の総長。 どちらにせよ、私にはおとぎ話のように、遠い世界の存在に思えた。 ……それからたったの一ヶ月で、私がその世界に飛び込むことになるとは、知るよしもなく。