その夜。私はお風呂に入り、鏡で自分の体を見た。

まだお兄ちゃんから受けた青黒い暴力のあとは、体に刻まれている。

……家に帰るのは、絶対に嫌だ。

AXISのみんなのことを思う。少しずつでいい。私も自分にできることをしよう。

ここでは支えられてるだけじゃダメ。みんなの力にならないと!

そんなことを考えていると、お風呂の扉がガラッ!と開いた。