「きゃあ」と、再び抱きつく玉城さん。
「わわっ、危ないって!
ごめん月奈、いったん落ち着こっ?」
「落ち着けるわけないじゃん!
なにがちょっと!?どこがちょっとよ!
いつもいつもさんざん邪魔ばっかしてっ。
足が悪かったら、貸しがあったら、なんでも許されると思ってる!?
あたしは許さない…
もうこれ以上邪魔するなら許さないっ!」
一瞬しんとなるも…
すぐに風人がフォローを入れる。
「ごめん!
全部俺が悪いっ。
月奈に辛い思いさせてんのも、芽衣に辛い思いさせてんのも、全部俺のせいだからっ、」
「なんでそーやって、いつも玉城さんを守るのっ!?」
「いや守ってるとかじゃなくて、」
「守ってるじゃん!
さっきだって、あたしより玉城さんを守って…
逃げれないから仕方ないかもしれないけどっ、だからって!
転けたあたしより先に、無傷の玉城さんを心配するなんて…
ひどいよ、あんまりだよっ」
言いながら、涙がぼろぼろ零れ出す。
「風人も、妹を優先するお母さんと同じだよっ…
あたしが今まで、どんな思いで我慢してきたかわかるっ?」
ずっと、長女なのに2番目で…
そして、彼女なのに2番目で…
取り残されて、孤独で…
「惨めで…
いつも不安でたまらなかった!」
「わわっ、危ないって!
ごめん月奈、いったん落ち着こっ?」
「落ち着けるわけないじゃん!
なにがちょっと!?どこがちょっとよ!
いつもいつもさんざん邪魔ばっかしてっ。
足が悪かったら、貸しがあったら、なんでも許されると思ってる!?
あたしは許さない…
もうこれ以上邪魔するなら許さないっ!」
一瞬しんとなるも…
すぐに風人がフォローを入れる。
「ごめん!
全部俺が悪いっ。
月奈に辛い思いさせてんのも、芽衣に辛い思いさせてんのも、全部俺のせいだからっ、」
「なんでそーやって、いつも玉城さんを守るのっ!?」
「いや守ってるとかじゃなくて、」
「守ってるじゃん!
さっきだって、あたしより玉城さんを守って…
逃げれないから仕方ないかもしれないけどっ、だからって!
転けたあたしより先に、無傷の玉城さんを心配するなんて…
ひどいよ、あんまりだよっ」
言いながら、涙がぼろぼろ零れ出す。
「風人も、妹を優先するお母さんと同じだよっ…
あたしが今まで、どんな思いで我慢してきたかわかるっ?」
ずっと、長女なのに2番目で…
そして、彼女なのに2番目で…
取り残されて、孤独で…
「惨めで…
いつも不安でたまらなかった!」