あのあとお母さんから…
〈いい人たちに支えられてるようで、安心しました。
せっかく来たので、明日は観光を楽しんで帰ります。
身体に気を付けて、お仕事頑張ってね〉
とメッセージがきて。
あたしはまた胸が熱くなって、泣きそうになった。
そんな月並みな言葉でも、嬉しくてたまらなかったし。
その反面…
こんな遠くまで来させた挙句、誤解だと騙してる事が心苦しかったから。
それでも、風人を諦めるなんて出来ないから…
今回の事や親との関係を、ひとまず丸く収めてくれた2人には、本当に感謝してる。
「あ…
お母さん、全部行ってみるって。
お父さんも乗り気みたいだし、今から楽しみって喜んでる。
ありがとね、誉のおかげだよ」
あたしより断然詳しいその人に、オススメのお店や観光スポットなんかを教えてもらって。
お母さんにメールしたら、そんな返事が返ってきたところだった。
「それくらいぜんぜん。
喜んでもらえてよかったよ。
むしろ、さっきは何もフォロー出来なくてごめん。
下手に割り込んだら逆効果になると思って、慎重になりすぎてた」
「ううんっ、さすが誉。
お父さんの性格、よく見抜いてる。
娘のあたしでも、あれは割り込めなかった」
〈いい人たちに支えられてるようで、安心しました。
せっかく来たので、明日は観光を楽しんで帰ります。
身体に気を付けて、お仕事頑張ってね〉
とメッセージがきて。
あたしはまた胸が熱くなって、泣きそうになった。
そんな月並みな言葉でも、嬉しくてたまらなかったし。
その反面…
こんな遠くまで来させた挙句、誤解だと騙してる事が心苦しかったから。
それでも、風人を諦めるなんて出来ないから…
今回の事や親との関係を、ひとまず丸く収めてくれた2人には、本当に感謝してる。
「あ…
お母さん、全部行ってみるって。
お父さんも乗り気みたいだし、今から楽しみって喜んでる。
ありがとね、誉のおかげだよ」
あたしより断然詳しいその人に、オススメのお店や観光スポットなんかを教えてもらって。
お母さんにメールしたら、そんな返事が返ってきたところだった。
「それくらいぜんぜん。
喜んでもらえてよかったよ。
むしろ、さっきは何もフォロー出来なくてごめん。
下手に割り込んだら逆効果になると思って、慎重になりすぎてた」
「ううんっ、さすが誉。
お父さんの性格、よく見抜いてる。
娘のあたしでも、あれは割り込めなかった」