「この間、ヤカンのハトムギ茶で、インスタントの味噌汁を入れてしまって。
美肌になれそうだったんですけど、飲めたもんじゃなかったです。
変に香ばしくて」
「そうか」
「ところで、味噌汁といえば、今朝、スープの箱を見てたら」
なんで、味噌汁といえばで、スープなんだ……。
「『たっぷりと けこむ』と書いてあって、『けこむ』ってなんだろうなあと思ったんですけど。
『たっぷり とけこむ』だったんですよね」
やめろ。
スープの箱見るたび、『たっぷりと けこむ』に見えるだろうが。
そう思う貢の側で、桃はふと、憂い顔になり、サイドの髪をかき上げる。
CMやステージでの桃を思い起こさせる雰囲気が漂い、一瞬、どきりとしたが、桃は思い詰めた顔でこう言ってきた。
「私、スマホで打つと、『そうです』と入れたつもりが、いつも、
『そうでさ』になってるんですよね」
やはり、こいつが治療に来ないよう、休診中の札を出しておくべきだった。
美肌になれそうだったんですけど、飲めたもんじゃなかったです。
変に香ばしくて」
「そうか」
「ところで、味噌汁といえば、今朝、スープの箱を見てたら」
なんで、味噌汁といえばで、スープなんだ……。
「『たっぷりと けこむ』と書いてあって、『けこむ』ってなんだろうなあと思ったんですけど。
『たっぷり とけこむ』だったんですよね」
やめろ。
スープの箱見るたび、『たっぷりと けこむ』に見えるだろうが。
そう思う貢の側で、桃はふと、憂い顔になり、サイドの髪をかき上げる。
CMやステージでの桃を思い起こさせる雰囲気が漂い、一瞬、どきりとしたが、桃は思い詰めた顔でこう言ってきた。
「私、スマホで打つと、『そうです』と入れたつもりが、いつも、
『そうでさ』になってるんですよね」
やはり、こいつが治療に来ないよう、休診中の札を出しておくべきだった。



