身を乗り出して見ているみんなの後ろで、桃は恥ずかしくて、直視できないな、と思っていた。
横にいる貢が言ってくる。
「……街中の大型ビジョン全部にお前が映ってるのを見たとき、画面を叩き割って歩きたいと思ったんだった。
他の奴にお前を見せたくないと思った」
いやいや、それだとすべてのご家庭と電気屋さんも叩き割って歩かないといけなくなりますよ。
ナタを持ってか。
ジェイソンか、と桃が思ったとき、
「あのとき、俺はお前に恋してることに気づいたのかもな」
そう言いながら、貢はみんなが画面に集中しているのをいいことに、桃にそっと口づけてきた。
「なにこのジムのときの顔。
全然、自然じゃないじゃない」
駄目モデル~ッと言いながら、来島が振り向く。
慌てて桃は貢から離れたが。
貢と目を見合わせ、少しだけ、笑ってみせた――。
完
横にいる貢が言ってくる。
「……街中の大型ビジョン全部にお前が映ってるのを見たとき、画面を叩き割って歩きたいと思ったんだった。
他の奴にお前を見せたくないと思った」
いやいや、それだとすべてのご家庭と電気屋さんも叩き割って歩かないといけなくなりますよ。
ナタを持ってか。
ジェイソンか、と桃が思ったとき、
「あのとき、俺はお前に恋してることに気づいたのかもな」
そう言いながら、貢はみんなが画面に集中しているのをいいことに、桃にそっと口づけてきた。
「なにこのジムのときの顔。
全然、自然じゃないじゃない」
駄目モデル~ッと言いながら、来島が振り向く。
慌てて桃は貢から離れたが。
貢と目を見合わせ、少しだけ、笑ってみせた――。
完



