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職員室へ寄ってアルバムを返した梓たちは、そのままカナさんの家へと向かうことになった。
歩いて20分ほどの場所にあるアパートだ。
周囲には取り壊されたビルなどがあり、昔は栄えていたのだろうとうかがわせた。
最近は駅前の施設が充実したものになり、駅から遠いこの周辺は過疎化が進んでいるのだ。
そんな中、灰色のアパートが姿を見せた。
見た目は比較的新しいから、リフォームされているのかもしれない。
その外観に少し安心しつつ、梓はアパートの階段を上った。
住所によれば201号室ということだった。
部屋の前までやってきた梓は表札に書かれている飯田という名字に目を見開いた。
カナさんの名字と同じだったからだ。
「まさか、本当にまだ暮らしてるとか……?」
「ちょうど良かったじゃないか」
厚彦はなんでもないことのように言って、勝手にチャイムを鳴らしてしまった。
部屋の奥からチャイム音が聞こえてくる。
続けて人の足音も。
まだ心の準備ができていなかった梓は数歩後ずさりをして身構えた。
職員室へ寄ってアルバムを返した梓たちは、そのままカナさんの家へと向かうことになった。
歩いて20分ほどの場所にあるアパートだ。
周囲には取り壊されたビルなどがあり、昔は栄えていたのだろうとうかがわせた。
最近は駅前の施設が充実したものになり、駅から遠いこの周辺は過疎化が進んでいるのだ。
そんな中、灰色のアパートが姿を見せた。
見た目は比較的新しいから、リフォームされているのかもしれない。
その外観に少し安心しつつ、梓はアパートの階段を上った。
住所によれば201号室ということだった。
部屋の前までやってきた梓は表札に書かれている飯田という名字に目を見開いた。
カナさんの名字と同じだったからだ。
「まさか、本当にまだ暮らしてるとか……?」
「ちょうど良かったじゃないか」
厚彦はなんでもないことのように言って、勝手にチャイムを鳴らしてしまった。
部屋の奥からチャイム音が聞こえてくる。
続けて人の足音も。
まだ心の準備ができていなかった梓は数歩後ずさりをして身構えた。



