☆☆☆
「で? 厚彦くんは自分から成仏するんだ?」
ひと気のない放課後の教室。
玲子が梓へ向けてそう聞いた。
「そうらしいよ。だから、ほっといていいんじゃないの?」
梓はぶっきらぼうに返事をする。
まだ怒っているようで、厚彦のことが話題になると眉間にシワが刻まれる。
「そっかー。49日までに何をする気なんだろう?」
玲子は興味津々だけど、梓はそんなこと知りたくもなかった。
厚彦がなにかをするためにずっとこの世に残っていたことは理解した。
でも、そのことを自分に黙っていたことも腹立だしかった。
(そういうことはちゃんと伝えておくべきなんじゃないの? あたし、ずいぶん振り回されたんだけど!?)
「告白だよ。好きな子に告白して、返事を聞けば成仏できる」
静かな声で、厚彦が玲子の質問に返事をした。
「えっ!?」
驚いて梓が声を上げる。
マジマジと厚彦を見つめると、笑顔で頷かれた。
「49日の法要まで一緒にいて、告白して、それから成仏しようと思ってたんだ。ギリギリまで一緒にいられるのがその日だから」
「で? 厚彦くんは自分から成仏するんだ?」
ひと気のない放課後の教室。
玲子が梓へ向けてそう聞いた。
「そうらしいよ。だから、ほっといていいんじゃないの?」
梓はぶっきらぼうに返事をする。
まだ怒っているようで、厚彦のことが話題になると眉間にシワが刻まれる。
「そっかー。49日までに何をする気なんだろう?」
玲子は興味津々だけど、梓はそんなこと知りたくもなかった。
厚彦がなにかをするためにずっとこの世に残っていたことは理解した。
でも、そのことを自分に黙っていたことも腹立だしかった。
(そういうことはちゃんと伝えておくべきなんじゃないの? あたし、ずいぶん振り回されたんだけど!?)
「告白だよ。好きな子に告白して、返事を聞けば成仏できる」
静かな声で、厚彦が玲子の質問に返事をした。
「えっ!?」
驚いて梓が声を上げる。
マジマジと厚彦を見つめると、笑顔で頷かれた。
「49日の法要まで一緒にいて、告白して、それから成仏しようと思ってたんだ。ギリギリまで一緒にいられるのがその日だから」



