死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「ドウシテ……」


マミちゃんが口からコポコポと血を吐きながら聞く。


「あ、あたしは……マミちゃんが逃げたんだと思った」


ユウコがギュッと拳を握り締めて言った。


「お互いにレントのことが好きなのに、戦わずに逃げたって……。それが悔しかった。どうして正々堂々と戦ってくれないのって思った」


ユウコは嘘はついていない。


追体験をしてきた梓にはそれが理解できた。


「たぶんマミは、自分が体が弱いことを気にしてたんだよね?」


その言葉に一瞬マミちゃんの目が見開かれた。


今まで恨みのこもった目で2人を睨みつけていたのに、それは驚愕へと変化する。


「体の弱い自分より、あたしとレントの方がお似合いだ。そう思ったんじゃないの? でもあたしはそんなの関係ないと思った。体の強さとか、周りからの人気じゃなくて、レントがどちらを選ぶかだけが問題だった」


ユウコは今まで言えなかった気持ちを節節と語る。


「正直、あたしはマミに劣等感があったんだよ。女の子らしくて可愛くて、勉強もできてさ。だからマミと同じ人を好きになったとき、ちゃんと対等に戦えるかどうかも不安だった。それなのに、マミは逃げた!」