死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「もう一度殴られたいか?」


厚彦のそんな声がして、椅子がその場に力なく落下していた。


その音を聞いた梓が目を開ける。


マミちゃんの前に厚彦が立ち、その姿にマミちゃんが怯えているのだ。


あの時のことを覚えているんだ!


「話くらい聞いてやれ」


厚彦がそう言うと、マミちゃんの体からフッと力が抜けて行くのがわかった。


今までの息苦しさが軽減される。


マミちゃんがジッとレントとユウコに視線を向けた。


「ほら、2人とも!」


梓はすぐに2人の背中を押した。


2人とも逃げ腰だけれど、この教室からは出られないとわかっている。


ビクビクしながらもマミちゃんの前に立った。


「ご、ごめんマミ。あたしがみんなをけしかけた」


ユウコがうつむいて言った。


それはイジメのことだった。