死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「マミ……本当にあんたなの?」


ユウコが聞くが、マミちゃんは返事をしない。


すでに人の言葉が通じなくなっているのではないかと、梓は一抹の不安を抱いた。


もし会話が出ない状態なら、自分たちにできることは限られてしまう。


焦る気持ちが湧いてきたとき、近くの椅子がフワリと浮きあがった。


それは戸口に立っているレントめがけて吹き飛んだ。


ガツンッ!!


ドアにぶつかった椅子は大きな音を上げて落下した。


「やめてマミちゃん!」


玲子が悲痛な声を上げる。


「この2人に聞きたい事や言いたいことがあるんだよね? だから連れてきたんだよ!」


「そうだよマミちゃん。もう誰もマミちゃんのことを傷つけない。だから、お願い、話しを聞いて!」


玲子に続いて梓も叫ぶ。


それでも、次の椅子がふわりと宙に浮かんだ。


(ダメだ。対話ができない……!)


椅子が飛んでくると思い、梓がキツク目を閉じた瞬間だった。