死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

2人が素直に教室に残ってくれているかどうか正直不安だった。


あんな怖い経験をしたから、もう関わり合いたくないと思って逃げてしまう可能性もあった。


でも、2人はちゃんとB組に残ってくれていた。


それを確認して梓と玲子はひとまず安堵した。


B組の教室に入ると同時に淀んだ空気が2人の体を包み込む。


まるで鉛を飲まされたように体が重たくなる。


そんなに猶予がないことを知らされているようだった。


「厚彦、マミちゃんはいる?」


梓の問いかけに「いるぞ」と、厚彦は頷いた。


この3人の前ではもう厚彦の存在を隠す必要はなかった。


4人が教室の中央へと近づいて行った時、不意に電気が消えた。


あの時と同じように、太陽の光まで遮断される。


「なんだよこれ!」


「どうなってるの!?」


レントとユウコの焦り声を聞きながら、梓は冷静に懐中電灯の明かりを付けた。


今日は以前以上のことが起こってもおかしくないと思い、用意してきたのだ。