死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

厚彦はペットボトルを元に戻し、今度はレントに近づいた。


少し寒気を感じるのかレントは身震いをする。


そして厚彦が腕をつかんだ。


「うわぁ!!」


瞬間、レントが飛びあがる。


「どうしたの!?」


「今、誰かに掴まれた!」


「嘘でしょう!?」


2人はもはや半狂乱状態だ。


少しかわいそうだけど、信じてもらうためには仕方のないことだった。


「厚彦はまだいい方だよ。悪霊化してないからね」


梓は更に追い打ちをかける。


「あ、悪霊……?」


厚彦に腕を掴まれたレントは真っ青になっている。


「そうだよ。B組には悪霊になりそうな霊魂がある。誰の霊だかわかるよね?」


梓はジッと2人を見つめて行った。


ユウコが咄嗟に視線を逸らせる。


「でも今ならまだ止めることができる。魂を浄化してあげられる。そのためには2人の力が必要なの」


「マミちゃんの魂か」


レントが青ざめたまま呟く。


「だから、放課後B組に残ってて」


梓はそう言い残すと、その場を後にしたのだった。