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夕方になると来客があった。
同じクラスの杉田玲子(スギタ レイコ)だ。
梓とは高校に入学してから仲良くなり、今日は学校を無断欠席したのを心配してきてくれたのだ。
「なんの連絡もなく休むから心配したんだよ」
梓の部屋でハートクッションに座った玲子が言う。
「ごめんごめん。連絡するの忘れてたの」
梓は素直に謝る。
厚彦のことがあって連絡し忘れたのは本当のことだった。
「でも風邪とかじゃなくて安心した」
玲子は本当に安心したように、梓が出した紅茶を一口飲んだ。
「心配かけてごめんね」
「んーん。あたしも、普段ならそんなに心配しないんだけどさ……」
そう言って言葉を切り、カップを見つめる玲子。
夕方になると来客があった。
同じクラスの杉田玲子(スギタ レイコ)だ。
梓とは高校に入学してから仲良くなり、今日は学校を無断欠席したのを心配してきてくれたのだ。
「なんの連絡もなく休むから心配したんだよ」
梓の部屋でハートクッションに座った玲子が言う。
「ごめんごめん。連絡するの忘れてたの」
梓は素直に謝る。
厚彦のことがあって連絡し忘れたのは本当のことだった。
「でも風邪とかじゃなくて安心した」
玲子は本当に安心したように、梓が出した紅茶を一口飲んだ。
「心配かけてごめんね」
「んーん。あたしも、普段ならそんなに心配しないんだけどさ……」
そう言って言葉を切り、カップを見つめる玲子。



