「マミちゃんは全部が中途半端なままいってしまったみたい」


梓は玲子と厚彦の2人に今追体験したものを伝えた。


「そっか」


厚彦は真剣な表情で頷く。


すべてを同時に解決することは難しい。


けれど、マミちゃんの中で一番くすぶっている気持ちはやはりレントにあると思う。


その気持ちだけでもスッキリさせてあげたかった。


「明日、レントとユウコに話をしよう」


玲子は真剣な表情でそう言ったのだった。