死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

そう言いながらも、レントの目は泳いでいる。


なにかを隠しているのがバレバレだ。


「たとえば、ユウコと付き合いながら少し心が動いたりとか?」


梓は質問の内容を少しだけソフトな言い方に置き換えた。


「いや、付き合う前だったけど、ちょっと妙なことになったことならあるんだ」


レントの言葉に梓と玲子は目を見かわせた。


「妙なこと?」


「あぁ。俺、別にその子のことは好きじゃなかったんだけど、すごいアプローチされたんだ」


「それって、誰? 新聞には乗せないから、教えて?」


「聞きたがりだなぁ」


玲子がグイグイ質問してくるので、レントは苦笑いを浮かべている。


でも、もう少しでなにか見えてきそうなのだ。


ここで引くわけにはいなかった。


「でも、その子は亡くなったんだよ」


レントが真面目な表情に戻って言った。


「それってもしかして……」


梓はそこまで言って口をつぐんだ。


レントの口から聞くべきことだった。


「そう。マミちゃんだよ」


マミちゃん……。