死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「ど、どうすればいいの?」


玲子が震える声で言った次の瞬間だった。


急に教室中央がボウッと明るくなり、その中に人影が現れたのだ。


その人は制服を着ていて、長い髪の毛を前に垂らしているので顔は見えない。


足は数センチ床から浮いていて、人ではないことが安易に理解できた。


「マ、マミちゃん!?」


玲子が勢いよく立ちあがった。


これがマミちゃん……?


その姿は梓が今まで見てきた霊とは全く異なるものだった。


姿形は同い年の少女だけれど、雰囲気がまるで違う。


まるで、この世のすべてを恨んでいるかのような、強い怒りを感じる。


「マミちゃん、玲子だよ!」


玲子の声にマミちゃんが微かに体を折り曲げた。


(玲子の言葉に反応してる!)


そう思った瞬間、「ガハァッ!!」と苦しげな声が発せられて、マミちゃんの口から血が吐き出された。


「ひっ!」


梓は思わず壁にピッタリと身をつけた。


マミちゃんの顎、喉につたってボトボトと真っ赤な液体が落下していく。