死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

しかし、そのドアはびくとも開かなくなっていたのだ。


「どうして!?」


2人で必死にドアを開こうとするが、動かない。


鍵は空いたままなのに……。


異常事態に焦りながら、梓はスマホを確認した。


とにかく外部と連絡を取って誰かに来てもらわないといけない。


そう、思ったのだが……。


「電波がない!」


梓の言葉に玲子も自分のスマホを取り出した。


しかしこちらも同じで、電波がない。


(いつもは使えるのに!)


焦りで背中に冷や汗が流れて行く。


その汗は冷気によってすぐに乾かされ、体温が低下していく。


梓は寒さと恐怖に震えながら窓を確認した。


こちらも鍵は開いているのに窓は開いてくれない。


(一体、どうなってるの!)


完全に八方ふさがりだ。


梓と玲子は手を握り締めたまま、その場にずるずると座り込む。