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玲子も厚彦も元気がないとなると、梓はひとりで暇だった。
といっても、そこは学生。
真面目に授業を受ければいいだけだ。
そして本当に真面目に授業を受けていれば放課後があっという間にやってくるのだと梓は初めて知った。
「やっぱり、マミちゃんの家に行ってみようかな」
そう呟いたのは鞄を手に持った玲子だった。
「行ってみる?」
梓もそうなると思っていたと、頷いた。
玲子は今日1日ずっと沈んでいたから、なにか行動を起こした方がいいと考えていたのだ。
「うん」
玲子が頷いた時だった。
「行っても意味はないぞ」
すぐ隣から厚彦が声をあげたので、梓は驚いて数センチ飛び上ってしまった。
今日は厚彦も大人しかったから、数時間ぶりに声を聞いた気がする。
「び、ビックリした!」
脅かさないでよ! と厚彦を睨むが、厚彦は真剣そのものだ。
「どうしたの?」
「家に行っても意味はないって言ってる」
「え? どういうこと?」
「それはあたしにもわからないけど……」
言いながら厚彦へ視線を向けた。
すると厚彦は真剣な表情で「家に行ってもマミちゃんの魂はない」と、言いきったのだ。
その言葉に梓は目を丸くした。
玲子も厚彦も元気がないとなると、梓はひとりで暇だった。
といっても、そこは学生。
真面目に授業を受ければいいだけだ。
そして本当に真面目に授業を受けていれば放課後があっという間にやってくるのだと梓は初めて知った。
「やっぱり、マミちゃんの家に行ってみようかな」
そう呟いたのは鞄を手に持った玲子だった。
「行ってみる?」
梓もそうなると思っていたと、頷いた。
玲子は今日1日ずっと沈んでいたから、なにか行動を起こした方がいいと考えていたのだ。
「うん」
玲子が頷いた時だった。
「行っても意味はないぞ」
すぐ隣から厚彦が声をあげたので、梓は驚いて数センチ飛び上ってしまった。
今日は厚彦も大人しかったから、数時間ぶりに声を聞いた気がする。
「び、ビックリした!」
脅かさないでよ! と厚彦を睨むが、厚彦は真剣そのものだ。
「どうしたの?」
「家に行っても意味はないって言ってる」
「え? どういうこと?」
「それはあたしにもわからないけど……」
言いながら厚彦へ視線を向けた。
すると厚彦は真剣な表情で「家に行ってもマミちゃんの魂はない」と、言いきったのだ。
その言葉に梓は目を丸くした。



