死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

友人にそこまで頭を下げられたら、断りたくても断れなくなる。


かくして梓と玲子、それに厚彦の3人はマミちゃんが入院していた中央病院へと向かっていた。


中央病院行きのバスの中はお年寄りで埋まっていて、梓と玲子は吊革につかまって立っている。


厚彦は堂々と運転手の膝に座り、運転手気分を満喫していた。


バスが病院前に到着すると同時に玲子は立ち上がり、料金を支払う時間さえ惜しい
という雰囲気で下車した。


そのまま院内へ足を進めると、病院特有の消毒液の匂いがした。


学校の保健室を思い出す。


「マミちゃんがいたら教えてよ?」


「わかってる」


玲子の言葉に梓は大きく頷いたのだった。