死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「ちょっと、梓!」


大きな声で後ろから呼ばれて振り向くと、玲子が立っていた。


梓を追いかけてきたようで、息が切れている。


「どうしたの玲子」


「そこに厚彦くん、いる!?」


玲子の言葉に梓と厚彦は目を見かわせた。


「いるんだね。あのさ、思ったんだけど、マミの魂ってまだ病院とかにいるんじゃないのかな?」


早口に言う玲子に梓は目を見開いた。


厚彦も驚いた顔をしている。


「そりゃ、いるかもしれないけど、どうする気だ?」


「厚彦が、どうする気だって聞いてる」


「今から会いに行くんだよ!」


梓は更に驚いて玲子を見つめた。


玲子の表情は真剣そのものだ。


冗談を言っている様子ではない。


「だからお願い、梓と厚彦くんも一緒に来て! それで、あたしに通訳をして! お願い!!」