死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

梓はマミちゃんとの面識は薄かったが、玲子は同じ中学校出身だったらしい。


2年生のころ、同じクラスになって仲が良かったのだとか。


3年生に上がってクラスが別になってから疎遠になり、高校に入学してからはマミちゃんが入退院を繰り返すようになり、更に距離ができてしまったらしい。


「どうしてもっと話とかしなかったんだろう」


玲子はひどく悔しそうに呟いた。


「マミちゃんにはちゃんと友達がいたんだから、大丈夫だよ」


梓がそう言うと、玲子はハンカチで涙をぬぐって頷くだけだった。


先生の報告を受けてから、A組の教室内は重たい雰囲気に包まれていた。


生徒がまた1人亡くなってしまったのだから、無理もない。


「玲子ちゃん、大丈夫かな?」


1人でトイレに立った時、厚彦が声をかけてきた。


梓は周囲に人がいないことを確認して「きっと大丈夫だよ」と、答えた。


「マミちゃんって子、俺はよく知らないけど、たぶんいい子だったんだろうなぁ」


「そうだね……」


(厚彦も結構いいヤツだったよ)


そう思ったが、口には出さなかった。