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梓はマミちゃんとの面識は薄かったが、玲子は同じ中学校出身だったらしい。
2年生のころ、同じクラスになって仲が良かったのだとか。
3年生に上がってクラスが別になってから疎遠になり、高校に入学してからはマミちゃんが入退院を繰り返すようになり、更に距離ができてしまったらしい。
「どうしてもっと話とかしなかったんだろう」
玲子はひどく悔しそうに呟いた。
「マミちゃんにはちゃんと友達がいたんだから、大丈夫だよ」
梓がそう言うと、玲子はハンカチで涙をぬぐって頷くだけだった。
先生の報告を受けてから、A組の教室内は重たい雰囲気に包まれていた。
生徒がまた1人亡くなってしまったのだから、無理もない。
「玲子ちゃん、大丈夫かな?」
1人でトイレに立った時、厚彦が声をかけてきた。
梓は周囲に人がいないことを確認して「きっと大丈夫だよ」と、答えた。
「マミちゃんって子、俺はよく知らないけど、たぶんいい子だったんだろうなぁ」
「そうだね……」
(厚彦も結構いいヤツだったよ)
そう思ったが、口には出さなかった。
梓はマミちゃんとの面識は薄かったが、玲子は同じ中学校出身だったらしい。
2年生のころ、同じクラスになって仲が良かったのだとか。
3年生に上がってクラスが別になってから疎遠になり、高校に入学してからはマミちゃんが入退院を繰り返すようになり、更に距離ができてしまったらしい。
「どうしてもっと話とかしなかったんだろう」
玲子はひどく悔しそうに呟いた。
「マミちゃんにはちゃんと友達がいたんだから、大丈夫だよ」
梓がそう言うと、玲子はハンカチで涙をぬぐって頷くだけだった。
先生の報告を受けてから、A組の教室内は重たい雰囲気に包まれていた。
生徒がまた1人亡くなってしまったのだから、無理もない。
「玲子ちゃん、大丈夫かな?」
1人でトイレに立った時、厚彦が声をかけてきた。
梓は周囲に人がいないことを確認して「きっと大丈夫だよ」と、答えた。
「マミちゃんって子、俺はよく知らないけど、たぶんいい子だったんだろうなぁ」
「そうだね……」
(厚彦も結構いいヤツだったよ)
そう思ったが、口には出さなかった。



