死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

事故が起こったのは先生にとっても記憶に新しいようだ。


それなら、美術部のアルバムを見せてもらえばリュウヤさんを特定することができる。


「美術部ってことは、やっぱり作品を仕上げられなかった悔しさから、倉庫にとどまってるのかなぁ?」


放課後、いつものように新聞部です! と、威勢良く嘘をついて美術部のアルバムを拝借し、A組へ戻ってきていた。


「どうかなぁ?」


梓はアルバムに視線を落して首をかしげる。


わが校の美術部の歴史はあまり長くなく、8年前から始まったようだ。


「先生から事故があった時期を聞き出して、その時のアルバムだけ貸してもらえばよかっただろ」


ペラペラとアルバムをめくりながら厚彦が文句を言ってくる。


「先生いなかったんだから仕方ないでしょ?」


事故の話を聞いた時は衝撃的すぎて、いつ頃起こったのか聞きそびれてしまったし。


そうなるとすべてのアルバムを確認するしか方法はなかった。