死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「えっと、それは……」


鍵を貸してもらうときには『授業に使うものがある』と嘘をついたが、担任の先生にそれは通用しない。


なにより、あの倉庫に入ったあとだから、授業に使えそうなものがないことをすでに知っていた。


それでもなにか返事をしなきゃいけないので、口を開いたその時だった。


「あそこは危ないから、ガラクタ置き場になってるだろう?」


と、先生が言ってきたのだ。


「危ない?」


玲子が眉間にシワを寄せて聞き返した。


あの教室を思い出してみても、危ない要素は思い浮かばなかった。


そりゃガラクタは沢山あったし、ガラス片が片付けられていないままだったりしたけれど、先生の口ぶりではそうなる前から『危なかった』という感じた。


一瞬、リュウヤさんという幽霊があの教室にいることを、先生が知っているのではないかと思った。


大人しそうに見えて沢山ポルターガイストを起こしたから、教室としては使われなくなったのかと。