死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「そんな訓練どうやってするの?」


梓は呆れて聞き返しながら、鍵をかける。


「だって、なにも話してくれないんじゃ、成仏させてあげられないじゃん」


「そうだけどさ……」


自分たちは霊媒師ではないのだ。


ただの一般女子高生ができることなんて、もともと限られている。


「リュウヤって名前だけで探しだすのは難しいと思うよ?」


玲子の言葉に梓は頷いた。


確かに、今回ほど情報が少なかったことは今までない。


ユキオさんも口数は少なかったけれど、バスケ部の部員という大きなヒントがあった。


でも今回は倉庫の中にいるリュウヤさんという情報しかない。


「鍵を返しにきました」


職員室へ向かってそう言うと、A組の担任の先生が近付いてきた。


「お前たち、どうしてこの鍵を持って言ったんだ?」


怪訝そうな表情を浮かべる。