死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

遠い記憶なので、思い出してもらうために準備したのだ。


「突然でもうしわけないんですが、この生徒を覚えていますか?」


梓が聞くと、小池先生は胸ポケットから老眼鏡を取り出してかけた。


「これは当時のバスケ部の生徒の写真かい?」


「そうです」


玲子が問いかけにうなずく。


「う~ん……なんせ15年も顧問をしていたからなぁ」


そう言って苦笑する小池先生。


「この生徒は今から25年前にバスケ部に所属していた人です」


梓が説明をした瞬間、小池先生の手が止まった。


「なんだって?」


途端に険しい表情になり、梓と玲子を見つめる。


その目は鋭く、睨まれているような気分になった。