『え、これ絶対間違えでしょ』





この封筒の形といい色といい、絶対ラブレターだと紫は確信した。






『ハートのシールまで貼ってあるし』






でも気になる!と紫は思うがままに封筒を開けてみる。






中には可愛らしい花柄の手紙が入っていた。






_紫さんへ_

好きです。

お付き合いしたいと思っています。

もし、話をしてくださるのであれば

明後日、昼休みに図書室に来てくれませんか?

待ってます。







『いや、私かい!!』





だが紫はこの手紙に違和感があった。







『字がな~?』






可愛い。男性がこんな字を書けるのか?と言う疑問があったのであった。






『ま、いっか、好かれてるんだし…それに、モテすぎてない?私?』






紫は一人言を呟きながら1限の準備をするのであった。