無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎






はるちゃんが言っていた、『成水くんは楓莉の保護者だから全力で止めてきそう』という予想がしっかり当たった。


すごいやはるちゃん、わたしより李々斗の生態にくわしい。



ゆるがない李々斗。こりゃ折れそうにないぞ、さてどうしよう。


どうやって李々斗の許可を───…って、だから、わたしの保護者でもないのになんで当たり前に李々斗の許可をとろうとしてるのわたし。


強気でいかないと、またうまい具合に言いくるめられちゃう。



「つーかなんで急にバイトやりたがんの。今までそんなこと1回も言ってこなかったでしょ」



はぁ…とため息を吐いた李々斗が言う。「ほしいものでもあんの?」と聞かれ、ぐっと言葉を詰まらせた。