無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎






「でも、有村さんと成水のこと見てたら俺じゃ全然、その間に入って行けないなって気づかされたんだ。悔しいくらい、お似合いだったから」


「吉川くん……、」


「成水には有村さんしかいないし、有村さんにも成水しかいないんだ。それがすごく伝わって来たから、ふたりに上手くいってほしいって心から思ってたよ」




「一応、成水には内緒にしてた方が良い話かも」と言って吉川くんは笑った。


その笑顔は、決して悲しそうではなくて、むしろ、心から喜んでいるように見える。


吉川くんが聞かせてくれたのは、たしかに過去の話みたいだ。今はわたしと李々斗の友達として、わたしたちのことを応援していると、そう言ってくれた。



「…ありがとう、吉川くん」



それ以外に言葉は見つからなかった。

わたしの感謝の言葉に、吉川くんは「どういたしまして」と返事をした。