パッと顔をあげると、そこには何故が李々斗がいて、「体調悪いの?」と、俯いていたわたしを心配してかそう声を落とす。
はるちゃんとフユちゃんはやっぱり至近距離の李々斗に弱いようで、ふたりで手を握り合い、口をパクパクさせながら李々斗を見つめている。
さっきまで渡り廊下で告白を受けていた彼は、わたしたちがここでお昼を食べていることに初めから気づいていたようで、どうやら教室に戻る足でやって来たらしい。
「楓莉、大丈夫?」
「あ、ぅ、だい、だいじょうぶ……」
「そ?あんま無理すんなよ」
ぽんぽん、と優しく頭を撫でられる。李々斗の癖に近いそれにきゅんとしてしまう。
「……あ。あと今日、放課後ちょっと日直の用事はいった。帰り、待っててもらってもいい?」
「え、あ……」
「多分、すぐおわるとは思うから。一緒かえろ」
慌てて小さく頷くと、李々斗は満足そうに笑った。



