「好き」も「付き合おう」も、わたしは何一つ大事なことを言葉にしていなかったことに気づいた。 察したのか、左右にいるはるちゃんとフユちゃんから、さっきとは比べ物にならない圧を感じる。サァ……ッと顔から血の気が引いていくのを感じた。 「楓莉」 「…ひっ、はいっ」 「ちゃんとはっきりさせないと、成水くんファンとしても楓莉の友達としても許さないからね!」 わたくし、有村 楓莉。 はるちゃんとフユちゃんに、再び大きな試練を課せられてしまいました。