無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎






「あと、ちょっと鈍感なの。楓莉ちゃんが体調悪いこととか、楓莉ちゃんの前髪とか化粧の変化にはすごく気づくんだけど……ほら、楓莉ちゃん今日お化粧してるわよね?」

「…あ、はい。目と口だけ……すこし」

「李々斗、気づいたんじゃない?」

「……はい」




今は、泣いたあとだから少し崩れちゃったけど。


でも、いつもより目元がキラキラしてること、ちゃんと気づいてくれた。かわいいって、言ってくれた。


李々斗のためにしたことだったから、すごくすごく嬉しかったんだ。

そう言えば、ふふっと優しく笑われた。


「あの子、本当にずっと楓莉ちゃんのこと気にかけてるもの。でもね、外見や様子のことにはいくらでも気づけるのに、楓莉ちゃんの気持ちのことになると臆病になっちゃうのかしらね」

「気持ち……」

「最近喧嘩していた時も、ふたりの間で何かあったんでしょう?小さい時から見てきてるからね。分かるのよ、そういうの」




やっぱり、予想通り気づいていたみたいだ。

りりママ、やっぱりあなどれない。