「ほら、これ被って。俺にしっかり捕まっとけよ。」

神さんが放ったヘルメットを私は慌ててキャッチした。

私が神さんのバイクの後ろに跨ると、バイクは颯爽と走り出した。

この日から私はあの女にいじめられる地獄のような家を出て、彼、神 風弥(ジン フウヤ)さんのマンションで2人暮らしをする事になった。