「ねぇ、知ってる?」


「なに?」


「死りとりゲーム」


「あっ、知ってる!しりとりやるやつ」


「失敗したら襲われるんだよ?」


「それも知ってる。確か死り神だよね?」


「そうそう、鎌を持ったやつね」


「そんなの勝てっこないじゃん!」


「それがさ、助けてくれるんだって」


「助けてくれる?誰が?」


「学校にいる、ゲームの生き残り?」


「そんなのいるんだ?」


「それが、恋人同士らしいよ」


「へぇ、そうなんだ」


「だからうちらもやってみない?」


「うん、いいよ!」