死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-



『それでは、死りとりゲームを始めましょう!』


私はそれを、1人で聞いていた。


私以外に誰も居ない、異空間の教室。


祐希はあれから家にやってきたけど、私は出なかった。


『祐美、どういうことだ!?』


『なんで俺が退会してるんだ!』


『祐美、返事してくれ!』


スマホにいくつもメッセージが届いていたけど、それにも返事をしなかった。


退会ができるのは、どちらか1人だけ。


残ったほうが、最後のしりとりを行う。


これをクリアすれば、今度こそ死りとりゲームを終わらせることができる。


祐希は私に退会するように言った。


そうすれば、私はもうゲームから解放される。


残った祐希が、最後のしりとりに挑むことになったはずだ。


それを私は、自分が残るほうを選んだ。


ある理由から__。


『この死りとりをクリアすれば、死りとりゲームは終了となります!』


泣いても笑っても、これが最後。


クリアすればゲームから抜け出せる。


でももし失敗すれば、死り神が襲ってくる…。


そこに、私が退会しなかった理由があった。


前回の死り神は、苗字が変わった愛海だったから、次の死り神は【み】から始まる名前。


私は三上祐美。


そして…祐希は、南田祐希。


私たちは2人とも【み】から始まるんだ。