死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-



「ぷ…?」


祐希からのバトンは【ぷ】から始まるものだ。


偶然にも昨日、学校に忍び込んだ時に話していた。


『ぱ行が見つかりにくい』と。


「祐美、頑張れ」


「うん」


しっかり頷き、私は駆け出す。


【ぷ】から始まる、学校にあるもの。


それを私は、あらかじめ見つけてあった。


技術室を出て、校庭を突っ走る。


時間をロスしてしまうけど、これだけは間違いなくクリアするはずだ。


どこの学校にもだいたいあるから。


階段を上り、そこに通じる扉に手をかけた__。


えっ!?


「あ、開かない?」


いくら押しても引いても、扉はびくともしない。


その向こう側に【ぷ】から始まるものがあるというのに。


「冬だから使ってないんだ」


私がなにを見つけたか、祐希もすぐに分かったようだ。


「でも、すぐそこにあるのに!」


「くそっ、開かない!」


「あ、あの!ぷ、プール!そこにプールがある!」


私は扉の向こうを指差した。


しかし…。


『認められません。視覚でとらえて下さい』


「うそっ…」


「祐美、時間がないぞ!」


「鍵を見つけてくる!」


私は校舎内に戻った。