死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-



「もう、関わりたくないから」


はっきりそう告げて、傘を押し返した。


そのまま走り出す。


「おい、濡れるじゃねーか!」


そんな声が聞こえてきたけど、私は振り返ることなく走り続けた。


雨が叩きつけるように降っている。


心臓は焼けるように熱いのに、寒気が体中を駆け巡る。


できることなら、しばらく祐希ひ会いたくない。


でもゲームは始まってしまう。


そこでまだ問い詰めてくるだろうけど、愛海がいるから喋っちゃいけない。


絶対に祐希とは喋っちゃいけないんだ。


ようやく立ち止まると、雨宿りすることもなく道端に座り込む。


圭子は死んでしまった。


2度と戻ってくることはない。


愛海とは仲違いし、せっかく幼なじみとして接することができていた祐希とも、もう笑い合うことはない。


なんでこんなことに…。


しかも、まだゲームは続いている。


退会するには、クリアを重ねてポイントを手に入れるしかない。


自然に涙が溢れてきた。


それを雨が洗い流してくれる。


ずっと雨に濡れたまま、私は立ち上がることができなかった。


そして、地面が揺れた。


こんな時に、ゲームが始まるんだ…。