死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-



「祐美はいいよね?」


うまく説明できないけど、それはとても嫌らしく聞こえてきた。


「家庭は円満だし、いつも大事にされてさ。友達だって多い」


「でも圭子は…」


「1人くらい居なくなっても問題ないじゃん」


「それ、本気で言ってるの?」


どうしても私も言い方が強くなる。


だって愛海は間違っている。


いくら自分の境遇が良くないからって、圭子が死んでいいことにはならない。


絶対にならない!


「別にいいじゃん、彼氏に励ましてもらえばさ」


「…彼氏?」


「これで祐希くんとうまくいくんじゃない?」


「なんでここで祐くんが…?」


「涙の一つでも流せば、抱いてくれるじゃん。祐美はさぁ、気づいてないんだよ」


「気づいてない?」


「そう。どれだけ自分が恵まれてるか。私にないもの全部、持ってるじゃん」


愛海の目に、これまで見たことのない光が見えた。


怒りなのか嫉妬なのか、とても冷たい目をしている。


「だからさ、一つくらい私にちょうだいよ」


「あげられるものなんて何もないでしょ?」


「そうかな?両親とかは無理だけど、いっこだけあるよね?」


「な、なにを言ってるの?」


「私にくれない?」