過保護な君の言うとおり




 私はよくふうふうしてから食べて、佐久間は熱々のまま蕎麦を啜った。



こういうもともと備わっている特性のようなものに関して私たちは真反対だった。




私が出来ないことは佐久間が出来た。でも、考えてみるとそういや佐久間が出来ないことって無いに等しかったなと思う。




 私はひたすら熱々のにしん蕎麦との格闘を繰り広げていた。出来立ては手強いな。




「夫婦みたいだね、僕たち」



 あっという間に食べ終わった佐久間は、私が一生懸命冷ましている姿を頬杖をつきながらニコニコ見ていた。