2時間くらいたったかな? 帰ってきた彼女を見た。 彼女は俺のことは忘れたのか、ゆっくりと歩いて、 「そんなに体調悪くはなかったけど、明日もお見舞い行こう…。 何が欲しいかな?」 と、つぶやきながら、通り過ぎていった。 あした… また会える。 いや、 見れる。 楽しみだなぁ。 なんて、 柄にもねぇ。 でも、わかってるんだ。 俺はオオカミ。 彼女はかよわい女の子。 この恋が 叶うわけがないんだってことくらい