沈黙。だけれども、火花だけはしっかりパチパチと鳴っている。 数秒間睨み合ってから、古茶くんは「はぁ」と息を吐いた。 「大体さぁ。向こうから告ってきたくせに、イメージと違う、とか勝手な言い分だと思わねぇ?ちゃんと忠告もしてやったのに」 「……ちなみになんて忠告?」 「付き合ってもいいけど俺はあなたのこと好きでもないよって」 「うーわ」 「でもそれでもいいって言ったのは向こうだぜ?なのに他の女とベタベタすんなだの、休み時間ごとに連絡寄越せだの」 「うわぁ」 「……出しゃばんなっつーの」