(意外と鈍いのね。こんなモブ侍女が名探偵のように謎解きするのは変でしょう。できれば自分で解いてほしいのに……)
答えを教えて感謝されたら、ヒロイン役を横取りした気分で罪悪感を覚えそうでもある。
紙を絵に当てたり、描かれているバラを指さしたりと、エマが一生懸命に伝えようとしていたら、真顔のジェラルドにポンと肩を叩かれた。
「答えわかってるんだろ? 俺の正体を一発で見破る魔女の家系だからな。まどろっこしいことしないで教えてよ」
「あ……はい」
どうやらエマがサクッと謎解きしても、ジェラルドは疑問に思わないようである。
それならばと、ランプをひとつ借りて、他の明かりを消してもらった。
そのランプを紙筒に入れて、ジェラルドに持たせる。
すると懐中電灯のように、光が一直線に前方に向いた。
バラと複数の人物が描かれた一枚の絵に光を当て、間に平仮名を書き写した紙を差し入れると……絵画の上に文字が投射された。
「今日の盗品とゴッポの自画像以外、どの絵にもバラが一輪だけ描かれています。そのバラが宝の在りかを伝えています」
「あっ……!」
ようやくジェラルドは気づいたようだ。
答えを教えて感謝されたら、ヒロイン役を横取りした気分で罪悪感を覚えそうでもある。
紙を絵に当てたり、描かれているバラを指さしたりと、エマが一生懸命に伝えようとしていたら、真顔のジェラルドにポンと肩を叩かれた。
「答えわかってるんだろ? 俺の正体を一発で見破る魔女の家系だからな。まどろっこしいことしないで教えてよ」
「あ……はい」
どうやらエマがサクッと謎解きしても、ジェラルドは疑問に思わないようである。
それならばと、ランプをひとつ借りて、他の明かりを消してもらった。
そのランプを紙筒に入れて、ジェラルドに持たせる。
すると懐中電灯のように、光が一直線に前方に向いた。
バラと複数の人物が描かれた一枚の絵に光を当て、間に平仮名を書き写した紙を差し入れると……絵画の上に文字が投射された。
「今日の盗品とゴッポの自画像以外、どの絵にもバラが一輪だけ描かれています。そのバラが宝の在りかを伝えています」
「あっ……!」
ようやくジェラルドは気づいたようだ。


